自然遊びって何をするの?身近な公園でできる遊びや楽しむコツ
自然あそびというと、キャンプや登山、川遊び、田舎へ帰って自然の中で遊ぶこと。そんなイメージを浮かべませんか?
我が家のように、そういった場所へ行く機会がそこまで多くない、という方もいると思います。
自然の中で体を使って思いっきり遊んでほしい。子どもが生まれてからそう思う一方で、住んでいる地域はコンクリートの地面が多く、自然を感じるのは難しいかなと思っていました。
だけど、自然あそびって、何も特別な場所へ行って体験することだけじゃないんですよ。
近所の公園や道端、歩きながら空を見上げるだけでも、ちゃんと自然を感じることができる。そう感じてからは、子どもと一緒に自然をめいいっぱい楽しめるようになりました。
私のように感じている方も、ぜひ今日からお子さんと一緒に身近な公園で自然あそびを楽しんでみて下さい!
今回は、自然遊びのメリットや公園でできる代表的な遊び、楽しむコツを紹介します。
自然遊びとは?特別な道具がなくてもできる身近な体験
自然あそびとは、自然の中で五感を使いながら、遊びを通して体や心を育てていく体験のことです。
自然というと森や林、山などが思い浮かびますが、実は身近な公園でも手軽に楽しめます。
例えば、土や水に触れてみたり、生き物や植物を観察したり。落ちている枝や葉っぱを集めて、想像力を働かせながら何かを作ってみるのもいいですね。
特別な場所へ連れて行かなくても、身の回りにあるものだけで、こんなに自然を感じられるんです。
メリットたくさん!自然遊びが子どもの心を育てる
自然あそびには、メリットがたくさんあります。心身を育てるだけでなく、リラックス効果や社会性まで、子どもの成長に必要な要素を自然あそびから育むことができるんです。
書ききれないほどたくさんあるので、ここでは私が感じたメリットを4つご紹介します。
好奇心と想像力が育つ「決まった遊びがない」からこその面白さ
自然あそびの中でも、これが1番のメリットなんじゃないかと私は感じています。
自然の中には、決まった遊び方というものがありません。だからこそ、好奇心や探究心が刺激され、新しい発見や体験につながります。予測できない自然の中では、思ってもみない結果や経験ができることも多いんです。何もない場所でも、自分なりの遊びを見つける想像力が育っていきます。枝や葉っぱ、土など、決まった使い方のない道具から発想する力がつくのも、自然あそびならではだと思います。
最近あった出来事だと、近所の原っぱで飛んでいるバッタを悪戦苦闘しながら捕まえていました。壁にいるアリを見つめて、腕に登らせてみたり、落ちている葉っぱや枝に登らせてみたり。公園じゃない場所でも、夢中になってよく遊んでいます。
風・匂い・音…五感が刺激されてリラックス効果も
自然あそびでは、五感をフルに使った刺激が、子どもの成長に欠かせないものだと感じています。感性が豊かに育つだけでなく、季節の変化や命の大切さ、環境への関心にもつながっていきます。
季節によって、生き物や木々の色合い、暑さや寒さなど環境が変わると、また違った楽しさが出てきますよね。落ちている実を潰して匂いを嗅いでみたり、季節ごとに咲く花がきれいだなと感じたり。木漏れ日や刻々と移り変わる空を見つめながら、ぼーっとしてみたり…。
空や風、木漏れ日、川のせせらぎなど、自然の心地よさでリラックスできるのもポイントです。五感が刺激されるだけでなく、ストレスが和らぐ効果も期待できます。子どもは楽しんで、私はリラックスできる。そんなところが最高だなと思います。
不整地を歩く・登るだけで基礎体力や体幹が自然に鍛えられる
公園や自然が多い凸凹の場所を歩くだけでも、運動能力の向上や体幹を鍛えるなど、体の感覚が自然と鍛えられます。平らでない地面を走ったり、歩いたり、登ったりすることで体幹が育ち、バランス感覚や瞬発力も養われていきます。
近所の公園や自然が多い公園で遊ぶことが多いですが、たまに里山や緑地を散歩することもあります。1歳ごろから散歩していたおかげか、運動神経やバランス感覚は結構しっかりしているのではと感じますね。
お友達や親と関わりながら育つ社会性
お友だちと一緒に自然あそびに出かけるのも、学びや成長につながります。社会性や協調性が育ち、仲間と一緒に相談しながら遊びを作り上げる体験ができるのも大きなメリットです。
よく行く公園では、仲の良いお友達だけでなく、年上のお兄ちゃんやお姉ちゃんと遊んでもらったり、遊びを真似したりと、子どもたちにも小さな社会ができています。時には喧嘩もするけれど、「ごめんね」「いいよ」と言い合いながら楽しく過ごしていますよ。こうした関わりの中で、他人への思いやりの気持ちも育まれていくのだと思います。
たくさんのメリットを挙げましたが、何より「自然あそびは楽しい!」というのが一番の魅力です。子どもと2人きりで、子どものペースで遊べるのも、我が家にとってはゆるっと楽しめる時間。私はこの時間が何より大好きです。
今日からできる!自然遊びの代表的なアイデア
今日からすぐできる、自然あそびの代表的なアイデアをいくつかご紹介します。季節ごとに遊び方も変わってくるので、ネットや本などで季節に合った遊びを探してみるのもおすすめです。
なお、何でも口に入れてしまう月齢のお子さんの場合は、必ず親御さんがそばで見守っておくと安心ですよ。
道具いらずで遊べる王道の遊び
道具がなくてもすぐにできる遊びのアイデア5つをご紹介します。
どんぐり・落ち葉・木の実あつめなど「宝ものあつめ」
公園でのお楽しみといえば、「宝ものあつめ」は外せません。木の実のツルツルとした感覚や、ツツジ・カサブランカの花びらの手触りを楽しんだり、どんぐりの種類や形を見比べてみたり。帽子付きのどんぐりを探すのも、子どもにとってはちょっとした宝探しになります。落ち葉も、形や色、大きさがそれぞれ違うので集めるだけで楽しいですし、大きめの松ぼっくりは見つけると宝物っぽさがぐっと増しますよ。
自分だけの宝物入れを用意しておくと、さらに楽しみが広がります。箱を可愛く飾ったり、かっこよく装飾したりするのもいいですし、集めた素材を箱に飾って、美味しそうなお弁当に見立てて遊ぶのもおすすめです。
袋に入れて持ち帰れば、お家の庭でおままごとの材料にもなります。画用紙に貼ったり、リースに飾ったりして楽しむのもいいですね。
なお、どんぐりや松ぼっくりは中や表面から虫が出てくることもあるので、気になる方は煮沸消毒や冷凍してから使うのがおすすめです。
落ち葉の上でゴロゴロ・サクサク踏みしめ歩き
秋は落ち葉が色づいて、ただ手に取って見つめるだけでも楽しいものです。黄色やオレンジ、紫など、色とりどりの落ち葉はとてもきれいですよ。
落ち葉をたくさん集めてゴロゴロと寝転んだり、ダイブしてみたり。パリパリっと潰してみたり、落ち葉をかけ合ったり、サクサクと踏みしめてみたり。それだけで、最高に楽しい遊びになります。
しゃがみながら落ち葉を口にくっつけて、ぽかんとした表情をしていた我が子。その写真がとても可愛くて、今でもいい思い出になっています。
ほかにも、落ち葉を1つ1つ並べて違いを楽しんだり、焼き鳥のように木の枝にどんどん刺して重ねてみたり。落ち葉を何枚か毛糸などに通せば、自然のネックレスの出来上がりです。
なお、落ち葉は洋服につきやすいので、細かい葉っぱだと取るのがなかなか大変です。葉っぱがつきづらい素材の洋服を選んでおくと、後がラクになりますよ。
アリやダンゴムシの観察・追跡
アリやダンゴムシの観察や追跡は、手軽さで言えばいつでもどこでもできる遊びの代表です。虫を触るのが苦手な子でも、見るだけなら楽しみながら探検できますよ。
子どもはアリが何をしているのか想像しながら歩くので、見ているこちらもワクワクしました。初めてアリの行列を見つけたときは、どこまでも行列が途切れず、ついに公園から出て行ってしまったこともあります。「どこまで行くのかな?」なんて声をかけながら追いかけていると、途中でダンゴムシやほかの虫にも出会えて、ちょっとした観察会になりました。
生き物なので動きも予測不能で、「なぜこっちへ向かうんだろう?」「木や葉っぱをかけたらどうなるんだろう?」と、探究心も育てられます。
子どもってアリの巣をつつくのが好きですよね。アリの巣がどうなっているのか、後で図鑑などで調べてみるのもいいかもしれません。
タンポポの綿毛ふーっ
たんぽぽの花が黄色く咲くと、そろそろ綿毛に変わるなと感じます。綿毛を見つけると、つい「ふーっ」とやりたくなるのは、大人も子どもも同じですよね。
2歳くらいのときは、一生懸命つばを飛ばしながら全力で「ふーっ」と吹いている姿がとても可愛かったです。あの動画は今見返しても、思わず笑顔になります。
最近は、まだ丸くて立派な綿毛を見つけると、私が「たんぽぽあるよ!ふーっとする?」と声をかけて、子どもにやってもらう感じになっています。
砂・泥団子あそび
たかが、砂・泥団子あそびだと思うなかれ!砂場で穴を掘ったり、山を作ったり、トンネルを作ったりするだけで、子どもは満面の笑みを見せてくれます。スコップで鱗のような模様をつけて、魚の形に型どってみたら、とても喜んでいました。感触やずっしりとした重みも楽しいようで、夢中になって延々と遊んでいます。
泥団子づくりって案外難しいんです。水加減や握り方の調整が必要で、簡単そうに見えて意外とコツがいります。雨上がりの砂場は適度に湿っていて、お団子が作りやすいですよ。それでも途中でひび割れたり、崩れて割れてしまったりすることもあります。「できない!」となる時もありますが、自分で考えながら試行錯誤する中で、挑戦する力も育っていくのだと思います。
もう少し大きくなってきたら、「ピカピカ団子」にもチャレンジしてみたいですね。
変わり種のちょっと特別な遊び
いつもよりもちょっぴり特別感のある遊びを2つご紹介します。
お花のジュース作り
拾った色とりどりの花びらを使えば、素敵なお花のジュースが作れます。
じっくり作るなら、色んな色の花びらとお水、カップと使い捨てのフォークを用意します。カップの中にお水と花びらを入れるだけでも完成しますが、すり鉢などがあれば、お水を少し入れて花びらをすり潰してみてください。きれいな色が出てくるので、それをお水の入ったカップに移せば出来上がりです。
手軽に楽しみたいときは、ビニール袋に水と花びらを一緒に入れてモミモミするのもおすすめです。これだけで、簡単に色が出てきますよ。
花や葉っぱを使った遊び
同じ形の葉っぱや、大きい葉っぱを探してみるのも楽しい遊びです。ねこじゃらしを握って虫のように動かしてみたり、両手に持って戦いごっこをしてみたり。シロツメクサを使えば、花冠や指輪も作れます。ケーキ型に固めた砂の上に、色んなお花や葉っぱを散りばめてみるのも素敵ですよ。
それぞれ代表的な遊びですが、子どもの想像力や好奇心を引き出すのにとても良い遊びだと思います。手の感覚を養ったり、自分でやってみたいという気持ちが芽生えたり、できたことの喜びを感じたり。ちょっとした遊びからも、学びや成長につながっていくのだと思います。
子どもの「やってみたい」を伸ばす親の関わり方・声かけのコツ
好奇心を持って物事に取り組めるようになると、それは「自立心」や「挑戦する力」にもつながっていきます。とはいえ、良かれと思ってつい口うるさく言ってしまうのが親というものですよね。怪我してほしくない、痛い思いはしてほしくない、傷ついてほしくない。そう思うからこそ、口が出てしまいます。
でも、親の関わり方次第で、子ども自身の「やってみたい」という気持ちを、もっと伸ばしてあげられるのではないかと思います。親自身が楽しそうに学ぶ姿を見せることも、そのひとつです。
口を出しすぎない見守り方
答えをすぐ教えない
すぐに答えを与えるよりも、「どう思う?」と一度立ち止まってみてください。そうすることで、子どもが考える時間が生まれます。その時間こそが、好奇心を深める大切なプロセスになるのだと思います。
子どものペースに合わせて見守る
子どもが今まさに興味を示していることを大切にすることで、好奇心の芽が育ちやすくなるかもしれません。何もしていないように見えても、頭の中では想像や空想でイメージが湧いているのかもしれません。そんな時、キラキラした笑顔でこちらに振り向いてきたら、褒めたり喜んだりするチャンスです。「なにしてたの?」「楽しそうだね!」と声をかけてあげると、子どもも自分の世界を見てもらえた喜びを感じられると思います。
間違い=失敗ではない!失敗は成功のもと
子どもは、間違いを指摘してほしいのではなく、ママやパパに見てほしい、一緒に考えたり楽しんだりしたいのだと思います。やったことに対して「すごいね」と褒めるのも大切ですが、「どうやったの?」「どうしてここはこうしたの?」「気に入ってるところはどこ?」など、過程を聞いてみるのもおすすめです。子どもの振り返りにもなりますし、子どものことをもっと知るきっかけにもなります。
間違いをただ直すのではなく、「どうしたらいいと思う?」と本人に問いかけてみてください。言われたからではなく自分で考える力がつき、もう一度挑戦しようという力も育っていくはずです。
危なくても、あえて手を出さずに見守る
我が家の場合、1歳後半には私と一緒にノコギリを使って木を切るという経験をしました。それから徐々に慣れていき、3歳には1人でノコギリやトンカチで釘を打つなど器用に使っています。初めて1人でやるときは、もちろん側にいて細心の注意を払っていましたが、「危ないよ!」というのはできるだけしつこく言わないようにしていました。
そんな経験は極端かもしれませんが、急な坂道で走ったり、階段の手すりの端っこに登りたがったり、ちょっと高いところからジャンプしたがったり。やりたいけどちょっと危ないなと思う場面は、日常にたくさんありますよね。
そんなとき、普通なら「危ないからやらないよ!」と言いたくなると思います。私も時と場合によっては止めることもありますが、基本的には、あえてやらせることのほうが多いかもしれません。自分のやりたい欲求が満たされないと、見ていないときにこっそりやってしまうんじゃないかと思うからです。それに、やった時の達成感や、「今のはやっぱり危なかったな、怖かった」という気づきも、経験として大切にしたいと思っています。
ただし、しっかり1人でできると思えるまでは、大人が側について補助するようにしていました。
ママの負担を減らすために。洋服は「汚れても良いもの」が絶対おすすめな理由
外で元気に遊んでほしいけれど、毎日服が汚れるのは大変ですよね。1つずつ丁寧に洗うのは、正直かなりの負担ですし、ストレスにもなります。かといって、汚れるからという理由で遊びを制限したくもありません。
我が家も、とんでもなく汚れた日には予洗いしてから固形石鹸で丁寧に洗うのが日課になっています。お子さんが2〜3人いるご家庭は、いったいどうしているんだろうと思うくらい面倒ですが…。ママの負担をできるだけ減らすには、洋服は汚れても困らないものを選ぶのがおすすめです。以下で詳しく解説していきます。
まず前提として、お出かけ用と外遊び用の洋服は、間違いなく分けるべきです。外遊びでは砂や泥汚れ、水に濡れるのはもちろん、擦れたり枝などに引っ掛けたりと、割とすぐボロボロになってしまうからです。
それに、白いTシャツなども1回汚れただけでシミになり、まぁまぁ落ちないこともあります。遊ぶとすぐに汚れてしまうものだからこそ、初めから汚れても構わない洋服を選んでおけば、少々汚れが残ったとしても、そこまで気にせず次回も着られますよ。
①「ダメ!」を言わなくてすむ(親のメンタル保護)
お気に入りの服や新品の服を着せていると、水たまりに入った瞬間や、服で手を拭いた瞬間に「あーっ!やめて!」と怒ってしまうこと、ありますよね。
でも、「最初から汚れてもいいくらいの服」を着せておけば、泥だらけになっても「どうぞ!好きなだけやってくれ!」と大らかな心で見守ることができます。親のイライラが減るのが、一番のメリットです。
②子どもの「やってみたい!」を途切れさせない(探究心の保護)
子どもが「あそこに何かある!」「触ってみたい!」と思った瞬間、親の「服が汚れるからダメ」という一言で、その集中力や好奇心がリセットされてしまうことがあります。
汚れてもいい服なら、地面にひざをついたり座り込んだりして、目の前の自然に100%集中させてあげられます。子どもの「やってみたい!」という気持ちを、全力で応援できるのが嬉しいところです。
③思い切り動けるからケガ予防にもつながる(安全面)
服の汚れを気にしていると、子ども自身も無理な体勢で動こうとして、かえってバランスを崩しやすくなってしまいます。
動きやすい「伸縮性のある古着」や「泥跳ねに強いナイロン服」であれば、全身を使ってダイナミックに遊ぶことができます。結果として、転んだときのケガ予防にもつながりますよ。
お散歩用の洋服は3着くらいがベスト!
毎回「どれなら汚れてもいいかな?」と悩むのは、意外と大変なものです。
「公園・自然遊び用はこの2〜3着!」と決めておけば、着替えを選ぶ手間も減って一石二鳥ですよ。サイズアウトが近い服や、お下がりでもらった服を「自然遊び専用」にするのもおすすめです。どうしても汚れが取れなかったり、多少ボロボロになったりしても、気にならずに済みますね。
まとめ:自然遊びは自由でOK!親子で自由に五感を使って楽しもう!
特別な場所へ行かなくても、身近な公園で自然あそびは楽しめます。今回紹介した内容は、どれもすぐに始められる方法ばかりです。楽しみながら体や心の成長にもつながるので、メリットもたくさんありますよ。
時には、子どもの成長を促すための見守りや声かけが必要な場面もあります。子どものペースに合わせて、「やってみたい」という気持ちを大切にしていきたいですね。
ぜひ、自由に親子で自然あそびを楽しんでみてください!
